
データは自動車開発の生命線です。デジタル化と製品の高度化が進む中、測定データの解析ニーズも増加しています。ArtemiS SUITEのバージョン16.5のリリースにより、HEAD acousticsは製品およびセンサー収録データ解析の簡素化と最適化に向けて重要なステップを踏み出しました。その鍵となるのは、エクスポート側とインポート側でMDF4フォーマット(ASAM MDFバージョン4)をフルサポートしていることです。しかし、このフォーマットの背景には何があり、何故これを統合することが優れたなソフトウェア実現の為に重要なステップなのでしょうか?
お客様にとっての実際のメリットは?
ケーススタディー 1:カーメーカー
カーメーカーは、車両開発中に測定データや関連するセンサーデータを収録する為にデータ収集システムを利用します。その結果、膨大なデータが生成されます。数千のチャンネルとBUSシステムからの追加情報が1つのMDF4ファイルに保存されます。しかし、この信号データのすべてがNVH(騒音、振動、不快感)の分析に関連しているわけではありません。ArtemiS SUITEの新しいインポート機能を利用することで、ユーザーはインポート時に自分に関連するチャンネル、例えば加速度チャンネルのみを事前選択できます。この事前選択により、時間が節約でき、分析がより効率的になります。
効率、正確性、将来の拡張性
ArtemiS SUITE 16.5におけるMDF4インポートの統合は、HEAD acousticsが顧客のニーズにどのように応えているかを示しています。自動車メーカー、Tier 1システムメーカーなど、すべての人が恩恵を受けます。
- 相互運用性:MDF4のインポートとエクスポートのおかげで、測定データはArtemiS SUITEと他のメーカーの測定システム間で簡単に交換できます。
- インポート後は事前選択したチャンネルのみに注力できる為、時間を節約できます。
- 将来の拡張性: MDF4フォーマットは標準化されており、お客様が将来な技術的課題にも対応できるつくりとなっています。
共に将来へ
ArtemiS SUITE 16.5へのMDF4フォーマットの統合は、単に新機能というだけではありません。この重要なステップにより、HEAD acousticsはデータ主導型の世界でお客様を最適にサポートします。私たちは効率改善、コスト削減、品質向上により真の付加価値を提供するソリューションを継続的に開発するという目標に常に忠実です。そうした開発に携われることを誇りに思い、お客様と共に進化していくことに喜びを感じています。
これを機に、日々の業務でArtemiS SUITEのメリットを是非お試しください。お問い合わせお待ちしております。 HEADJapan@head-acoustics.com