モーダル解析にAIを導入:HEAD acousticsの Reference+ でベストの参照点を簡単に選定できます。
08. 5月 2025
モーダル解析に必要なのは、ハンマー、センサー、そしてReference+だけです!
このHEAD acousticsのパワフルな新ツールは、正確で信頼性の高いモーダル解析結果を出し、特に専門家でない方にとってプロセスを大幅に簡素化します。このAIによるソフトウェアは迅速かつ効率的にセットアップでき、最適な基準点を自動検出し、完全な結果を出します。この画期的なツールは、複雑な構造のテストでも成果をあげ、最適な基準点を効果的に特定できることが証明されています。
ArtemiS SUITEのこの新ソフトウェアモジュールは、ニューラルネットワークによるAI技術を活用して、テスト対象物の基準点を自動的に検出します。
正しい参照ポイント決めをすることは非常に重要です。
参照点が誤って選択されると、その先のすべてのプロセスに影響します。例として、カーブフィッティングの結果に不良が生じたり、特定のモードが全くカバーされないケースが起こります。このようなエラーは構造解析を本来最適化するはずの後続プロセスすべてに影響を与えるにも拘わらず、これらのエラーを分析により後から検出するのは困難です。さらに、通常、後工程での修正も不可能であり、時間がかかるモーダル解析プロセスを最初からやり直さざるを得なくなります。
HEAD acousticsのReference+は、短いワークフロー上でユーザーをガイドし、AIにより測定データに基づいたベストの参照点を検出します。利用頻度の低いユーザーにとっても最良の結果が得られます。
AIによりヒット率100%であることが研究により裏づけられています。
最初の研究では、2つのグループの参加者にモーダル解析をしてもらいました。いずれのグループにも、モーダル解析の理論的な知識しか持たない人から専門家まで含まれていました。
第1グループは従来メソッドに依存し、知識と経験のみに基づいて参照点と適切なモデルサイズを選定しました。一方、第2グループはAI支援技術のサポートを活用しました。後者のAIは、最適な参照ポイントの決定とカーブフィッティングの両方を行いました。
結果は明らかでした。AIを活用したグループのすべての参加者(100%)が、モーダル解析の実践経験に拘わらず、完全なモーダルモデルを見事に作成しました。それに対して、AIのサポートを得なかった参加者のうち、完全なモーダルモデルを作成できたのは半分以下(44%)でした。
一方、フロリダ州オーランドのIMAC 2025で発表された2025年2月の2つ目の研究は、最初の研究結果を裏づけました。即ち、サブプロセスの自動化=Ref+の活用により、モーダル解析は著しく簡単になり、信頼性が向上します。
Reference+ の他ソリューションとの違いは何か?
これまで、Reference+ほど有益で効率的なモーダル解析ツールは存在しませんでした。他のプレ解析ツールは、ユーザーがマニュアルで入力するステップか、シミュレーション結果が必要なものでしたが、Reference+は、統合ニューラルネットワークにより最適な基準ポイントを自律的に決定でき、ユーザーの経験度に拘わらず、一貫した高品質な結果を出力します。
アプリケーションシナリオ
実験的モーダル解析 トラブルシューティング FE モデルの検証 モーダル解析キャンペーンの一環として、Reference+ (APR 440) を提供致します。30日間の試用ライセンスによりArtemiS SUITE のこの新モジュールの機能を是非お試しください。
モーダル解析に関する HEAD acoustics のさらなる情報
https://www.head-acoustics.com/modal-analysis